ペーパーレス化はDXの第一歩

DXとは、Digital Transformationの略称で、日本語では「デジタルトランスフォーメーション」と訳されます。これは、デジタル技術を活用して、ビジネスモデルや業務プロセスの変革を図り、競争力を強化することです。

DXにはデジタイゼーション、デジタライゼーションという前段階があります。

最初の段階のデジタイゼーションは単純にアナログのデジタル化を指します。(例:紙や時期テープなどのアナログ媒体ではなくデータで保存すること)

次のデジタライゼーション(Digitalization)では、紙などの媒体だけでなく「ビジネスプロセス」自体をデジタル化します。デジタイゼーションでデジタル化されたデジタルデータを用い、ビジネスプロセスの最適化やイノベーションの促進を実施します。

社内の例として電子稟議、ワークフローシステム、顧客向けであればWeb受発注システム等を指します。

これらの土台(デジタイゼーション、デジタライゼーション)ができたうえで、例えば受発注システム上のデータを使って需要予測から適正在庫の調整や効率的な配送システムを構築して顧客への提供価値を高めることがデジタルトランスフォーメーションといえます。
従来の業務改善とは異なり、DXは単にITシステムを導入するだけでなく、組織全体をデジタル技術で変革することを意味します。

紙やアナログ媒体が残っている状態で一足飛びにDXと叫ぶだけでは前には進みません。
現在の自社の段階に合わせて必要な取り組みを検討されることをお勧めします。

まずは社内業務のペーパーレス化でデジタイゼーション、デジタライゼーションでDXの準備を進めてみてはいかがでしょうか?

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